[台東区　訪問看護]

2023年05月26日

今回のブログは看護師の佐藤が担当させていただきます
在宅で看護の仕事をしていますと、病院で働いていた時のルールが通じないことがあります。というか、お客様が患者として入院して、病院のルールに合わせてくださっているのです。だから退院して自宅で自由にすごすのは当たり前のことなのです。しかし病を抱えている場合は別です。看護師として見過ごせない時があります。お客様の価値観のままに生活していますと、お体に不利益がでて、病状の悪化や強いては治療が必要になり入院などの問題がでてきます。そのようなことにならないように一緒に（訪問看護で）どう生活するのがいいのか、どんなふうに食事や運動をしていくのがいいのか、指導や提案をさせていただいています。しかし、受け入れが難しいお客様もいらっしゃり、往診に入っている先生やケアマネージャー等と情報共有しながら、安全なのか検討しながらケアをすすめています。なぜ受け入れられないのか、どんな理由があるのか、過去にさかのぼって情報収集をしたり、お客様により沿った提案を心掛けています。それに必ずしも医療者側が正しいとは、かぎりません。人の体は同じではないし、同じ病気だから同じことが起こるとはかぎりません。そのお客様だがらこその、既存ルールではない正しさがあるのかもしれません。この仕事携わっていますと、柔軟な対応をもとめられることも多々あり、難しいような面白さを感じることがあります。